実家の母にCBDを渡すまでに、私が悩んだこと
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「これ、体に悪いものじゃないの?」母の一言で固まった私。家族に勧めるって、想像より難しいことでした。
CBDは正直ちょっと怖かった30代前半。友人に勧められて半信半疑で試した
「怪しいもの」を渡そうとしている自分に気づいた日
実家に帰るたびに、母が「最近眠れなくてね」とぼやくのが気になっていました。私自身、CBDオイルを続けてみて調子がいいと感じていたので、思い切って「これ試してみる?」と渡そうとしたんです。でも母の顔を見た瞬間、あ、しまった、と思いました。「それ、なにから作ってるもの?」と、ちょっと警戒した表情。
「麻から採れる成分だよ」。そう答えた瞬間、母の眉がぴくりと動きました。「麻って……あの、ニュースでたまにやってるやつ?」。ああ、やっぱりそこに行き着くよね、と思いました。名前だけ聞けば、そう身構えるのが普通です。
正直、私も最初にCBDを勧められたときは同じ顔をしていたはずです。友人がすすめてくれたときも「え、大丈夫なの?」と聞き返しましたし、成分表を三回くらい読み返しました。だから母の反応は、当然のものだと思いました。渡す側になって初めて、あのときの自分がどれだけ疑い深かったか思い知らされた気がします。
「あの大麻と同じなの?」に、自分の言葉で答えてみる
母に説明しようとして、うまく言葉が出てこなかったんです。私はなんとなく「違うものだから大丈夫」と分かった気になっていただけで、ちゃんと自分の言葉にしたことがなかった。改めて調べ直して、こう伝えることにしました。
「大麻の植物には成分がいくつも入っていて、そのうち『気分がふわっとする』方向に働くのはTHCっていう別の成分なの。CBDはそれとは違う成分で、日本で売られているものはTHCがほぼ入っていないように作られているんだよ」と。母は「ふうん」と半信半疑でしたが、少なくとも「違う成分」というのは伝わったようでした。
依存については、私も気になっていたことなので正直に話しました。「くせになる感じは、私はなかったよ。忘れてても平気だし」と。もちろんこれは私一人の体験で、みんながそうとは言い切れません。でも「絶対安全」と力説するより、「私の場合はこうだった」と等身大で話すほうが、母には響いた気がします。
体の中で何が起きているのか、私なりに調べたこと
母を安心させたい一心で、少し仕組みの部分も調べてみました。私たちの体には、もともと気分や体温、眠気などのバランスを整える仕組みが備わっていて、それを「エンドカンナビノイド・システム」と呼ぶそうです。名前は難しいけれど、要は体の中に「ちょうどよく整える係」がいるようなイメージです。CBDはこの係の働きに関わっていると考えられていて、特に自律神経——緊張するときに働く交感神経と、休むときに働く副交感神経の切り替えに関係しているという研究もあるようです。
母には「気分の問題というより、体の中の調整のスイッチに関わっているらしいよ」とだけ伝えました。難しい言葉は避けて、「なんとなく落ち着く」で終わらせず、「体の内側で何か働いているらしい」というところまで話せたのは、自分でも少し進歩だったと思います。もちろん、効果を保証するものではないし、個人差があることも一緒に伝えました。
結局、渡せたのは「使い方」を一緒に確認してからでした
母が一番不安がっていたのは、実は成分の話より「どれくらい摂ればいいのか分からない」ということでした。オイルは、スポイトを目盛り0.5mlまで吸い上げて、舌の下に落として1〜3分置いてから飲み込む、という使い方が目安だと知って、「じゃあ最初は半分くらいの量から試してみたら」と一緒に確認しました。多すぎたり少なすぎたりする不安がなく、目盛りで自分の感覚に合わせて変えられるのは、母にとっても分かりやすかったようです。
数週間後、「まあ、気持ち寝つきがいい気がする」と母から連絡がありました。断言はできないし、これもあくまで母個人の感想です。でも、あの日「怪しいもの」を渡そうとして固まった私からすると、ちゃんと言葉で伝えられたことの方が、うれしかったです。
家族に何かを勧めるとき、一番大事なのは「効果」を語ることより、自分がちゃんと納得してから話すことなんだと思います。私自身、まだ全部を理解しているわけではありませんが、少しずつ自分の言葉にしていくことで、母との会話も、私自身の不安も、少しずつほぐれていった気がします。
※この記事は情報提供を目的とした編集部員の体験・見解です。CBDは医薬品ではなく、特定の病気の診断・治療・予防を目的としたものではありません。体調に不安のある方や通院中の方は、医師など専門家にご相談ください。
CBDとの向き合い方はひとそれぞれ。はじめての方も、長く親しんでいる方も、それぞれの目線でCBDのある暮らしをお届けします。



