睡眠日誌をつけて分かった「寝つきの誤差」

「昨日はよく眠れた気がする」という感覚、実は結構あいまいなもの。翌朝の睡眠日誌をつけてみたら、自分の体感とのズレに気づいた話をします。

ケン
この記事を書いた人
ケン#データで語る

元研究職、CBDの研究・エビデンスをやさしく解説する担当

「よく眠れた」は意外と主観的

研究職をしていた頃から、私は「感覚」と「記録」がずれることに何度も出会ってきました。睡眠についても同じで、目が覚めた瞬間の「よく眠れた気がする」という印象は、実際の眠りの状態とは必ずしも一致しないことが分かっています。

そこで最近、翌朝にごく簡単な睡眠日誌をつけるようにしています。やり方はシンプルで、起きてすぐ「寝つきにかかったと感じる時間」「夜中に目が覚めた回数」「起きたときの体の軽さ」を5段階でメモするだけです。自分で入眠の瞬間を厳密に自覚するのは現実的に難しいので、あくまで主観的な感覚を数字にする、というくらいの緩やかな記録にしています。

数字にすると見えてくること

2週間ほど続けてみると、面白いことに気づきました。「今日はぐっすり眠れた」と思った日と、記録上「体の軽さ」が高い日が、必ずしも一致しないのです。逆に、寝つきに時間がかかったと感じた日でも、翌朝の体感は悪くなかったりします。

こうしたズレは、私たちの体の中にある自律神経のバランスと関係していると考えられています。夜は本来、副交感神経が優位になり、心拍や呼吸がゆるやかになることで休息モードに入りやすくなるとされていますが、日中のストレスや刺激が残っていると、交感神経が優位なまま眠りに入ってしまうことがあるようです。すると、眠っている時間の長さは同じでも、体感としての「休めた感覚」に差が出てくるのではないか、と考えられています。

ECSという体の調整システム

この自律神経のバランス調整には、エンドカンナビノイド・システム(ECS)という、体に本来備わっている調整のしくみが関わっていると研究されています。ECSは、体温や気分、睡眠のリズムなど、さまざまな体内環境を「ちょうどよい状態」に近づけるよう働いていると考えられているネットワークです。CBDはこのECSに何らかの形で影響を与える可能性が研究されている成分のひとつとされていますが、即効性のある作用を保証するものではなく、あくまで日々の積み重ねの中で感じ方が変わってくる人もいる、という程度に捉えるのが良さそうです。

夜のルーティンに、ひとつ加えてみる

私自身は、睡眠日誌をつけ始めた頃から、寝る前のルーティンに「DREAM」を取り入れるようにしています。舌下に垂らしてから少し待つ、というシンプルな工程ですが、この「待つ時間」自体が、一日の終わりを意識するスイッチになっている気がしています。もちろんこれはあくまで私個人の体験であり、感じ方には個人差があります。

睡眠日誌は、スマートフォンのメモ機能でも十分ですし、睡眠計測アプリやウェアラブル端末を併用すれば、心拍数や体動のデータも参考にできます。もし眠りの状態が長く気になる場合は、自己判断だけで抱え込まず、専門の医療機関に相談することも選択肢のひとつだと思います。

感覚と記録、その両方をゆるやかに見比べてみることが、自分の眠りを理解する第一歩になるのかもしれません。

※この記事は情報提供を目的とした編集部員の体験・見解です。CBDは医薬品ではなく、特定の病気の診断・治療・予防を目的としたものではありません。体調に不安のある方や通院中の方は、医師など専門家にご相談ください。

GoodDays Journal 編集部
ミカツムギケンマキ

CBDとの向き合い方はひとそれぞれ。はじめての方も、長く親しんでいる方も、それぞれの目線でCBDのある暮らしをお届けします。

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