「体感がない日」を数字で見直してみた話

CBDを使っても「今日はよく分からなかった」という日、ありませんか。今回はその感覚のばらつきを、体のしくみの側から考えてみます。

ケン
この記事を書いた人
ケン#データで語る

元研究職、CBDの研究・エビデンスをやさしく解説する担当

「効いた日」と「分からなかった日」の差

研究職を辞めてCBDに関わるようになってから、よく聞かれる質問があります。「同じ量を摂っているのに、なぜ日によって体感が違うのか」というものです。私自身も睡眠日誌をつけていた時期があるのですが、同じ量・同じタイミングでCBDを使っていても、翌朝の記録には明らかなばらつきがありました。

これは製品の品質が不安定というより、私たちの体の状態そのものが日々変わっていることが大きく関わっていると考えられています。

ECSという「調整役」の話

CBDが関わっているとされる仕組みのひとつに、エンドカンナビノイド・システム(ECS)というものがあります。少し難しい名前ですが、簡単に言うと「体温・気分・睡眠・自律神経など、いろいろな働きのバランスを取ろうとする仕組み」のことです。ECSは体の中に常に存在していて、ストレスや睡眠不足、気温の変化など、その日ごとの状態に応じて働き方が変わると言われています。

つまりCBDは「何もないところに効果を足す」というより、「すでに揺れているバランスに働きかける」ものだと考えると、日によって感じ方が違うのも自然なことだと理解しやすくなります。

自律神経のコンディションという視点

もうひとつ関係していると考えられているのが、自律神経、つまり交感神経(体を活動的にする側)と副交感神経(体を休ませる側)のバランスです。仕事で緊張が続いた日、逆にゆったり過ごせた日では、そもそもの神経の状態が違います。CBDがこのバランスの調整に関わっている可能性が研究されていますが、出発点となる自律神経の状態が日によって違えば、体感の出方が変わるのも無理はありません。

「体感がない日」を悪いと決めつけない

ここで私が意識しているのは、「体感がなかった=効果がなかった」と単純に結びつけないことです。ウェアラブル端末で心拍の変動を記録していたことがあるのですが、主観的には「特に変化なし」と感じた日でも、夜間の心拍が緩やかに落ち着いていた、という記録が残っていたことがありました。感覚として自覚できる変化と、体の内側で起きている変化には、ズレがあるのかもしれません。

もちろんこれは一つの記録に過ぎず、個人差も大きいところです。ただ、「今日は分からなかったから意味がなかった」と早々に判断せず、数日〜数週間のスパンで様子を見てみる、というのは一つの考え方としてありだと思います。

体感に頼りすぎない付き合い方

もし可能であれば、睡眠計測アプリやウェアラブル端末、あるいは簡単な睡眠日誌のような主観記録を使って、体感だけに頼らない形で自分の状態を見てみるのもおすすめです。私自身、記録をつけるようになってから「思ったより変化していた日」「実は変化がなかった日」の両方に気づけるようになり、一喜一憂しにくくなりました。

体感がない日があっても、それは失敗でも無駄でもなく、体の状態そのものが揺れているだけかもしれません。そんな視点を持っておくと、CBDとの付き合い方も少し楽になるように思います。

※この記事は情報提供を目的とした編集部員の体験・見解です。CBDは医薬品ではなく、特定の病気の診断・治療・予防を目的としたものではありません。体調に不安のある方や通院中の方は、医師など専門家にご相談ください。

GoodDays Journal 編集部
ミカツムギケンマキ

CBDとの向き合い方はひとそれぞれ。はじめての方も、長く親しんでいる方も、それぞれの目線でCBDのある暮らしをお届けします。

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