ホルモンが揺れる時期、体の中で何が起きているのか

更年期にCBDが良いと言われる理由を、症状の話ではなく体のしくみから紐解いてみました。ホルモンと自律神経、ECSのつながりを知ると、見え方が変わってきます。

マキ
この記事を書いた人
マキ#親世代のCBD

58歳。更年期や親の介護をきっかけにCBDを取り入れた

「なんとなく良さそう」で終わらせたくなかった

更年期の話になると、CBDが話題に出ることが増えてきました。私の周りでも「試してみたら楽になった気がする」という声をちらほら聞きます。でも私は、そこで終わらせたくなかったんですよね。なぜ良いと言われているのか、その理由がわからないまま取り入れるのは、なんだか落ち着かなくて。

調べてみると、更年期とCBDのつながりには、ホルモンの揺らぎと自律神経、そしてエンドカンナビノイド・システム(ECS)という体の仕組みが関わっているらしいんです。今日はその橋渡しの部分を、できるだけやさしい言葉でお伝えしてみようと思います。

エストロゲンが減ると、なぜ体がぐらつくのか

更年期の不調の大元にあるのは、卵巣から出るエストロゲンという女性ホルモンの分泌が急激に減っていくことです。このエストロゲン、実は自律神経の働きにも深く関わっていると言われています。エストロゲンが安定して分泌されている間は、自律神経のバランスもある程度保たれやすいのですが、分泌量が乱高下しながら減っていく更年期には、自律神経のコントロールがうまくいかなくなりやすいそうなんです。

のぼせやほてり、急な発汗、寝つきの悪さ、些細なことでイライラしてしまう——これらの多くは、自律神経のうち交感神経が優位に傾きすぎることと関係していると考えられています。本来なら夜になれば副交感神経に切り替わって体が休息モードに入るはずが、その切り替えがスムーズにいかなくなる。私自身、夜中に目が覚めて、理由もなく胸がざわざわする時期があったのですが、後になって「ああ、これが自律神経の乱れというやつだったのか」と腑に落ちました。

ECSという、あまり知られていない調整役

ここで出てくるのが、エンドカンナビノイド・システム(ECS)です。聞き慣れない言葉かもしれませんが、これは私たちの体にもともと備わっている仕組みで、自律神経やホルモンバランス、睡眠、痛みの感じ方、気分など、体のさまざまな働きを「ちょうどいい状態」に調整する役割を担っていると研究されています。

ECSは体内で作られるカンナビノイド(内因性カンナビノイド)と、それを受け取る受容体、そしてそれを分解する酵素からできていて、自律神経系や内分泌系とも連携しながら働いていると言われています。つまり、エストロゲンの急激な変化で自律神経が乱れやすくなっている更年期の体は、ECSにとっても「調整の踏ん張りどころ」が増えている状態なのかもしれません。

CBD(カンナビジオール)は、このECSの働きに間接的に関わる可能性が研究されている成分のひとつです。CBD自体がホルモンを補ったり、直接何かを治したりするわけではありません。あくまで、体がもともと持っている調整の仕組みを後押しするような形で関わっているのではないか、というのが今のところの研究の方向性のようです。この「体の内側から支える」という発想が、更年期という、ホルモンも自律神経も揺れやすい時期に注目される理由なんだと思います。

「気分の問題」で片づけられがちなことへの違和感

更年期の不調は、周りから「気の持ちようじゃない?」なんて言われてしまうことがあります。私も一度、そう言われて悲しくなったことがありました。でも実際には、ホルモンの変動という体の内側の出来事が、自律神経という体の司令塔に影響して、それが結果として気分や体調の波として表れている。順番としては、気分が先ではなく、体の仕組みが先にあるんですよね。

そう考えると、CBDが「気分がなんとなく落ち着く」というだけの話ではなく、自律神経やECSという体の内側の調整に関わっている可能性がある、という視点は、更年期の不調を持つ人にとって、ひとつの支えになる情報なんじゃないかと感じています。もちろん、CBDを摂ったからといってホルモンバランスが整うと断言できるものではありませんし、感じ方には個人差があります。それでも「なぜ着目されているのか」という理由を知っておくことは、自分の体と付き合っていくうえで、ちょっとした安心材料になる気がするんです。

仕組みを知ってから、CBDとの距離が変わった

私はこの仕組みを知る前は、CBDを「なんとなく体に良さそうなもの」くらいにしか捉えていませんでした。でも、ホルモンの揺らぎが自律神経に波及し、それをECSが調整しようとしていて、CBDはその働きに関わっている可能性がある——そう理解してからは、自分の体で起きていることに、少し輪郭が見えるようになった気がします。

更年期は、誰にでも訪れるものなのに、なぜかひとりで抱え込んでしまいがちな時期です。仕組みを知ることは、その不安を全部消してくれるわけではないけれど、闇雲に不調と向き合うより、少しだけ足場ができるような感覚があります。今、体の揺らぎに戸惑っている方がいたら、それは気の持ちようではなく、体の中でちゃんと理由のあることなんだと、まず知ってもらえたらと思います。

※この記事は情報提供を目的とした編集部員の体験・見解です。CBDは医薬品ではなく、特定の病気の診断・治療・予防を目的としたものではありません。体調に不安のある方や通院中の方は、医師など専門家にご相談ください。

GoodDays Journal 編集部
ミカツムギケンマキ

CBDとの向き合い方はひとそれぞれ。はじめての方も、長く親しんでいる方も、それぞれの目線でCBDのある暮らしをお届けします。

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