CBDの臨床研究「CBDが不安と睡眠に与える影響」
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<はじめに>
ここ数年、CBD(カンナビジオール)は世界中で注目を集めています。ストレス緩和、不眠症の改善、さらに痛み管理まで、様々な分野で利用されるようになりました。
そして、その効果や安全性を確かめるため、実にさまざまな臨床実験が行われています。
その中で The Permanente Journalに掲載され、大変注目大変注目を集めた、臨床実験をご紹介します。Shannonらが2019年に臨床研修をした『CBDが不安と睡眠に与える影響』です。
翻訳を読みたい方は、リンク先をご覧ください。
<目次>
1.研究の目的
2.研究の方法
3.研究の結果
4.結論
1.研究の目的
「CBDは本当に不安を和らげたり、睡眠を改善するのか?」
この疑問に答えるために、実際の患者を対象にCBDの効果を検証しました。
2.研究の方法
- 対象者:103名の成人患者(不安や睡眠の問題を抱える人)
- CBDの基本投与量:25mg/日(効果に応じて調整)
-
評価方法:
- 不安の評価:GAD-7(不安障害評価スケール)
- 睡眠の評価:Pittsburgh Sleep Quality Index(PSQI)
3.研究の結果
不安の改善
- 1か月後、79.2%の患者が不安が軽減したと報告
- 改善効果はその後も持続
睡眠の改善
- 66.7%の患者が睡眠の質が向上したと実感
- ただし、一部の患者では時間とともに変動あり
安全性
- ほとんどの患者で副作用は軽度
- 軽い倦怠感や胃腸の不調がみられることもあったが、大半は問題なく使用できた
4.結論
この研究は、CBDが不安と睡眠の両方に潜在的な効果があることを示唆しています。
・CBDは不安を和らげる効果が期待できる
・CBDは睡眠の質を改善する可能性がある
・副作用が少なく、安全に使用できる
<まとめ>
Shannonらが2019年に行った臨床研究『CBDが不安と睡眠に与える影響』
対象:不安または睡眠問題がある72人の成人
方法:CBDのカプセル(CBD25mg)を1日1回投与
期間: 1ヶ月間
結果: 79.2%の患者で不安なスコアが改善
66.7%の患者で睡眠スコアが改善
副作用は軽微で、主に疲労感
CBDが不安軽減と睡眠改善に有望であることが示唆された。
The Permanente Journal: pubmed.ncbi.nlm.nih.gov+1thepermanentejournal.org+1
PubMed: pubmed.ncbi.nlm.nih.gov