息子に聞かれて答えられなかったCBDの話
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「お母さん、それって大麻なの?」息子にそう聞かれて、うまく答えられなかった私。同じように気になっている同世代の方に向けて、CBDの基本を私なりに整理してみました。
58歳。更年期や親の介護をきっかけにCBDを取り入れた
息子の質問にしどろもどろになった日
去年の暮れ、リビングでCBDオイルを飲んでいたら、大学生の息子に「それ大麻から作ってるんでしょ?大丈夫なの?」と真顔で聞かれました。正直、私も詳しい仕組みまでは分かっていなくて、その場では「なんか体に優しい成分らしいよ」なんて、ふわっとした答えしかできなかったんですよね。
更年期に入ってから睡眠の質が落ちて、友人に勧められて始めたCBD。気持ちが落ち着く感じがして続けていたものの、いざ説明を求められると言葉に詰まってしまう。同じような経験、ある方も多いんじゃないでしょうか。せっかくなので、あの日調べたことを、今日は同世代の皆さんに向けて整理してみようと思います。
CBDと大麻、何がどう違うのか
まず大前提として、CBD(カンナビジオール)は麻(ヘンプ)という植物から採れる成分のひとつです。麻という植物の仲間には、いわゆる「大麻」として規制される品種も含まれますが、CBD自体は精神作用のある成分ではありません。
麻には100種類以上ものカンナビノイドという成分が含まれていて、その中でも有名なのがCBDとTHC(テトラヒドロカンナビノール)です。THCは多幸感やハイと呼ばれる精神作用を持つ成分で、日本では規制の対象になっています。一方CBDには、そうした作用はないとされていて、ここが混同されやすいけれど、実はきちんと分けて考える必要があるところなんです。
私の理解では「同じ植物から採れる成分でも、性質がまったく違う二つがある」というイメージです。りんごの皮と種くらい違う、と言ったら大げさでしょうか。でも、それくらい別物だと考えていただくと分かりやすいと思います。
日本で流通しているCBD製品と法律の基本
日本国内で正規に販売されているCBD製品は、THCを含まない、または検出できないレベルまで除去されたものに限られています。これは麻薬取締法などの法律に基づいたルールで、きちんとしたメーカーであれば、第三者機関の検査結果(THCフリー証明書のようなもの)を公開していることが多いです。
私が製品を選ぶときは、必ずこの検査結果があるかどうかを確認するようにしています。友人にも「パッケージの雰囲気だけで選ばずに、成分表とTHCの検査結果を見てね」と伝えているんですよ。介護をしている友人が母親用に選ぶときも、この点だけは一緒に確認しました。何か口に入れるものだからこそ、ここは省略したくないところなんですよね。
ちなみに海外では、国によってCBDやTHCに対する法律がかなり違います。旅行先で見かけた製品をそのまま日本に持ち帰るのはトラブルのもとになるので、そこも息子と話しながら「知らなかった、気をつけなきゃね」と改めて確認した部分でした。
体の中でCBDはどう働いていると考えられているのか
ここが息子に一番説明したかった部分です。私たちの体には、エンドカンナビノイド・システム(ECS)という仕組みがもともと備わっていて、自律神経のバランスや気分、睡眠のリズムなど、体のさまざまな調整に関わっていると考えられています。CBDはこのECSに働きかけることで、心身のバランスを整える方向に関与しているのではないか、という研究が進められているところなんです。
更年期の私にとって興味深かったのは、自律神経の交感神経・副交感神経の切り替えにこの仕組みが関係していると言われている点です。年齢を重ねると、この切り替えがうまくいかず、夜になっても交感神経が優位なままで眠りにくい、なんてことが増えてきますよね。私の母も、介護生活のストレスからか、なかなか寝付けない時期がありました。
もちろん、CBDを摂ったからといって必ず切り替わる、というものではありませんし、効果には個人差があります。ただ、「なんとなく気分が落ち着く」という感覚の裏側に、こうした体の仕組みが関わっているらしい、と知っているだけで、私自身は取り入れる意味を納得して考えられるようになりました。単なる気分の問題ではなく、体の内側の調整に関わる働きとして研究されている、というのが今の私の理解です。
はじめての方に、私から伝えたいこと
息子には結局、「大麻とは別の、体に備わった仕組みに働きかける成分らしいよ。ちゃんと検査されたものを選べば安心して試せそうだよ」と伝えました。完璧な説明ではなかったかもしれませんが、以前よりは自分の言葉で話せた気がします。
もし同世代の方でこれから試してみたいという方がいたら、まずは信頼できるメーカーのTHCフリー証明書を確認すること、少量から始めて自分の体の反応を見てみることをお勧めします。持病がある方やお薬を飲んでいる方は、念のため主治医に相談してから始めるのが安心だと思います。私も血圧の薬を飲んでいるので、最初はかかりつけの先生に一言伝えてから始めました。
むずかしく考えすぎず、まずは仕組みの基本だけ知っておく。それだけで、気持ちがずいぶん楽になりますよ。よかったら皆さんも、気楽に一歩踏み出してみてくださいね。
※この記事は情報提供を目的とした編集部員の体験・見解です。CBDは医薬品ではなく、特定の病気の診断・治療・予防を目的としたものではありません。体調に不安のある方や通院中の方は、医師など専門家にご相談ください。
CBDとの向き合い方はひとそれぞれ。はじめての方も、長く親しんでいる方も、 それぞれの目線でCBDのある暮らしをお届けします。