呼吸を1分数えたら、ため息より深呼吸が少なかった

忙しい日ほど呼吸が浅くなっている、という話を耳にして、実際に1分間の呼吸を数えてみました。数字にしてみると、緩めるヒントが見えてきた気がします。

ケン
この記事を書いた人
ケン#データで語る

元研究職、CBDの研究・エビデンスをやさしく解説する担当

呼吸を「数える」というシンプルな実験

研究職を離れた今でも、気になることはつい数字にしたくなる性分でして。あるとき「忙しいと呼吸が浅くなる」という話を読み、自分の呼吸を数えてみたことがあります。方法はいたって簡単で、スマホのタイマーを1分に設定し、椅子に座ったまま、吸って吐くのを1回として数えるだけです。

結果は、平日の日中で1分間に18回前後。深夜、寝る前に測ると12回程度まで落ちていました。呼吸数だけを見ても「今、自分は忙しいモードにいるのか、緩んでいるのか」がなんとなく可視化されるのが面白く、しばらく習慣として続けていました。

呼吸と自律神経の関係を、やさしく整理する

呼吸のペースは、自律神経という体の司令塔の状態と関わっていると言われています。自律神経には、活動的なときに働きやすい交感神経と、休息時に働きやすい副交感神経という2つの系統があり、この2つのバランスが呼吸の速さや深さにも表れると考えられています。

緊張したりタスクに追われたりしているとき、呼吸は自然と速く浅くなりやすく、逆にゆっくり長く息を吐くことは、副交感神経が働きやすい状態づくりの一助になると研究されています。呼吸を意識的に整えることが、体の内側の切り替えスイッチのひとつとして注目されている、というわけです。

「ため息」と「深呼吸」は似ているようで違う

数えていて意外だったのは、ため息と深呼吸を自分がほとんど区別していなかったことです。どちらも大きく息を吐く動作ですが、ため息は無意識に短く終わることが多く、深呼吸は「吐き切る」意識を持って行う点が異なります。1分間の記録をつけてみると、ため息の回数のほうが深呼吸よりずっと多く、これは自分でも少し意外な発見でした。

もし気になる方は、1日の終わりに「今日は深呼吸を何回意識してできたか」を睡眠日誌やメモに一言書き残しておくと、自分の緩め方の癖が見えてくるかもしれません。睡眠計測アプリやウェアラブル端末を使っている方は、心拍のゆらぎ(心拍変動)の記録と合わせて眺めてみるのも一つの方法です。ただし、これらはあくまで生活の記録であり、体の状態を厳密に診断するものではない点は覚えておいていただければと思います。

ECSという視点からも「緩む」を考えてみる

もう一つ、緩む仕組みとして知っておくとおもしろいのが、エンドカンナビノイド・システム(ECS)と呼ばれる体内の調整network です。これは、体温や気分、自律神経のバランスなど、さまざまな働きを整える役割に関わっていると考えられている仕組みで、CBDはこのECSに働きかける成分として研究が進められています。呼吸法だけでなく、こうした体の内側の調整に関わる仕組みがあることを知っておくと、「緩む」というのが単なる気分の問題ではなく、体のシステム全体の話なのだと理解しやすくなる気がしています。

数字は目的ではなく、きっかけとして

呼吸数を数えることそのものに、特別な意味があるわけではありません。ただ、数字にしてみることで「自分は今、緩んでいないかもしれない」と気づくきっかけになったのは事実です。深呼吸を意識する時間や、CBDを取り入れる時間を作るのも、こうした小さな気づきの先にある選択肢の一つだと感じています。個人差はありますが、まずは1分間、呼吸を数えてみることから始めてみるのはいかがでしょうか。

※この記事は情報提供を目的とした編集部員の体験・見解です。CBDは医薬品ではなく、特定の病気の診断・治療・予防を目的としたものではありません。体調に不安のある方や通院中の方は、医師など専門家にご相談ください。

GoodDays Journal 編集部
ミカツムギケンマキ

CBDとの向き合い方はひとそれぞれ。はじめての方も、長く親しんでいる方も、それぞれの目線でCBDのある暮らしをお届けします。

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