「ながら摂取」の効果、実は根拠が薄い件

CBDを何かの「ついで」に摂ることが多い私。習慣化には便利ですが、実はその摂り方、体のしくみから見るとちょっと工夫の余地がありそうです。

ケン
この記事を書いた人
ケン#データで語る

元研究職、CBDの研究・エビデンスをやさしく解説する担当

「ながら摂取」が習慣になっていた

私は元研究職で、今はCBDの研究をやさしく解説する仕事をしています。そんな私自身、CBDオイルを摂るタイミングは長らく「歯磨きのついで」「コーヒーを淹れながら」といった、何かの「ながら」でした。習慣化という意味では悪くないのですが、ある日ふと「このタイミングって、体のしくみ的にはどうなんだろう」と気になったのです。

CBDと自律神経の関係をおさらいする

CBDは、私たちの体に備わるエンドカンナビノイド・システム(ECS:心身のバランスを整える働きに関わっているとされる仕組み)に作用すると考えられています。特に、交感神経(活動モードのスイッチ)と副交感神経(休息モードのスイッチ)の切り替わりに関わっている可能性が、複数の研究で示唆されています。

つまりCBDは「気分がなんとなく落ち着く」という漠然とした話ではなく、体の内側で起きている神経の切り替えに働きかけている、という視点で語られることが多い成分なのです。

「ながら」だと、切り替えのタイミングとズレることがある

ここで気になるのが、自律神経は一日の中で波があるということです。朝は交感神経が優位になりやすく、夜にかけて副交感神経が優位になっていくのが一般的なリズムとされています。歯磨きのタイミングは人によって朝も夜もありますから、「ながら摂取」だと、自分がリラックスしたい場面と摂取タイミングがズレてしまうこともあるかもしれません。

もちろん個人差があり、「このタイミングでなければ意味がない」という断定はできません。ただ、せっかく摂るなら、自分が交感神経優位から副交感神経優位へ切り替えたいタイミング——たとえば「そろそろ休もう」と思う瞬間に合わせてみるのも、一つの工夫だと思います。

記録してみると、意外な発見がある

私はこの気づきをきっかけに、摂取タイミングと体感を、翌朝に簡単な睡眠日誌としてメモするようにしました。難しい計測ではなく、「何時頃に摂ったか」「寝つきはどうだったか」「途中で目が覚めたか」を一言书くだけです。睡眠計測アプリやウェアラブル端末を使っている方は、そのデータと照らし合わせるのもよいと思います。

数週間続けてみると、私の場合は「歯磨きのついで」の朝摂取よりも、「寝る30分前」に摂った日の方が、翌朝の記録に「途中で目が覚めた」という記述が少ない傾向がありました。これはあくまで私個人の記録であり、科学的な検証とは言えませんが、自分の体のリズムを知る手がかりにはなりました。

「なんとなく」から「自分なりの根拠」へ

CBDの研究はまだ発展途上で、断定的なことは言えません。ただ、ECSや自律神経という体のしくみを知っておくと、「なんとなく良い気がする」から一歩進んで、「自分の生活リズムのどこに合わせるか」を考えられるようになります。

もし皆さんも「ながら摂取」が習慣になっているなら、一度立ち止まって、自分がどのタイミングで一番リラックスしたいのかを考えてみるのも良いかもしれません。小さな記録の積み重ねが、自分だけのデータになっていくはずです。

※この記事は情報提供を目的とした編集部員の体験・見解です。CBDは医薬品ではなく、特定の病気の診断・治療・予防を目的としたものではありません。体調に不安のある方や通院中の方は、医師など専門家にご相談ください。

GoodDays Journal 編集部
ミカツムギケンマキ

CBDとの向き合い方はひとそれぞれ。はじめての方も、長く親しんでいる方も、それぞれの目線でCBDのある暮らしをお届けします。

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